自然に囲まれた美しい景色を楽しめる熱海は、観光地として人気です。「週末は熱海で疲れを癒やしたい」と頻繁に通う方にとって、別荘の購入も選択肢の1つです。
しかし、別荘の購入は高額の費用がかかるため、安易に決められるものではありません。メリット、デメリットをしっかり把握した上で、後悔しない方法を選ぶことが大切です。
本記事では、熱海で別荘を購入するメリット・デメリットについて詳しく解説します。気になる費用や管理についても解説するので、別荘の購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
熱海で別荘を買うには?
熱海で別荘を買おうと考える方に向けて、購入の流れを紹介します。ここでは、既存の建物を購入する場合の手順を紹介します。
おもな手順は、以下のとおりです。
- 物件を探す
- 問い合わせして現地を見学する
- 購入する物件を決める
- 申し込む
- 契約する
- 引き渡し
それぞれ見てみましょう。
1.物件を探す
まずは、希望に合う物件がどれくらいあるのか情報を集めましょう。エリアや広さはもちろん、間取りや相場などもチェックすることが大切です。
不動産ポータルサイトや、熱海の物件を中心として扱っている地元業者のサイトなどを確認してみてください。
2.問い合わせして現地を見学する
気になる物件が見つかったら、取り扱っている不動産業者に問い合わせます。担当者と相談して、現地見学の日程を決めましょう。
特に熱海まで遠い方は、いくつか気になる物件がある場合、1日で複数の別荘を内覧できるように調整するのがおすすめです。
3.購入する物件を決める
内覧して気に入った物件があれば、購入に進みます。もし、見つからなかったなら、不動産会社に希望する条件を伝えて違う物件を紹介してもらうのもおすすめです。
別荘は高い買い物になるため、妥協せず納得する物件を選ぶようにしましょう。
4.申し込む
物件を決めたら、不動産会社を通して売主に購入を申し込みます。住宅ローンを利用する場合は、物件の申し込み時に事前審査を受けなくてはなりません。本審査は、契約が済んでからおこないます。
5.契約する
契約書の内容や重要事項説明を確認し、納得したら正式に売買契約を結びます。
なお物件によっては、契約時に手付金が必要になるケースもあります。手付金の相場は、物件価格の1~2割程度が一般的です。
6.引き渡し
ローンの審査がおりたら、所有権移転登記手続きをおこない、引き渡しが完了です。なお、新築の場合には、このような流れで土地を購入してから別荘の建築が始まります。
熱海で別荘を買うのに必要な予算
熱海の別荘を購入する場合の予算の目安を、以下2つの項目に分けて紹介します。
- 既存の建物を購入する場合
- 自分で建てる場合
詳しく見てみましょう。
1.既存の建物を購入する場合
SUUMO(スーモ) 別荘・リゾート「伊豆・熱海」で、マンションと一戸建ての別荘購入相場を見てみると、以下のような結果でした。(2023年4月8日現在)
マンション | 一戸建て | |
最低価格 | 150万円 専有面積:68.32㎡間取り:1LDK 築年月:1975年6月 | 380万円建物面積:83.63㎡土地面積:234㎡間取り:2LDK 築年月:1976年7月 |
最高価格 | 1億300万円専有面積:75.01㎡間取り:2LDK+S築年月:2006年3月 | 6,800万円建物面積:304.01㎡土地面積:627.03㎡間取り:8DK 築年月:1978年1月 |
熱海の別荘を購入する場合、建物の面積や築年数などにより価格は大きく異なります。
2.自分で建てる場合
熱海市の土地単価は、以下のとおりです。
静岡県熱海市(あたみし)の最新公示地価は平均9万4500円/㎡(2023年[令和5年])、坪単価では平均31万2396円/坪です。引用:土地代データ |
自分で建築する場合、一般の住宅のように以下の費用も必要です。
- 土地購入手数料
- 建物の設計費
- 設備費
- 登記費用
- 仲介手数料
- 税金
熱海はがけに面している土地も多く、基礎工事に多くの金額が必要になることもあります。
3.シェア購入する場合
1つの建物を複数人で購入する「シェア購入」という方法もあります。購入金額を抑えられるので、気軽に別荘を持ちたいと考える方からの人気が高まっています。
UMITOは、年10日から別荘を保有できる「シェア購入」が可能です。購入価格の例は、以下のとおりです。
階数 | 2F | B1F | B1F | 1F |
総面積 | 189.17㎡ | 141.29㎡ | 73.55㎡ | 64.22㎡ |
屋内面積 | 143.20㎡ | 99.71㎡ | 52.55㎡ | 50.83㎡ |
屋外面積 | 45.97㎡ | 41.58㎡ | 21.00㎡ | 13.39㎡ |
間取り | 2LDK | 2LDK | 1R | 1R |
価格(10日/年) | 2,580万円 | 1,780万円 | 980万円 | 980万円 |
別荘を利用しないときは、ホテルとしての貸出が可能です。ゲストが宿泊しなくても収入が得られるので、トータルで考えると購入価格を抑えられます。
自宅として過ごすのも、ホテルとして貸し出すのも自由な「シェア購入」が気になる方は、UMITOへ気軽にお問い合わせください。
熱海で別荘を買うのにおすすめの土地は?
熱海で別荘を買うなら、土地選びも重要です。ご自身が気に入った土地が一番ですが、迷っている方に向けておすすめの土地を3つ紹介します。
地域名 | 特徴 | おすすめの人 |
熱海自然郷別荘地 | ・自然に囲まれている ・熱海市街から車で15分ほど ・テニスコートとグラウンドがある | ・市街地からすこし離れて静かに過ごしたい人・アクティビティを楽しみたい人 |
西熱海別荘地 | ・桜並木が多い・ゴルフ場が近い・市街地へのアクセスがいい | ・春に桜を楽しみたい人・ゴルフをしたい人・市街地で観光を楽しみたい人 |
桜沢別荘地 | ・小規模な別荘地で熱海湾を見下ろせる ・市街地が近い・熱海海上花火大会が楽しめる | ・海に近いところがいい人・市街地で観光を楽しみたい人・花火大会を間近で見たい人 |
別荘地に迷った方は、ぜひ上記3つの地域を検討してみてください。
熱海で別荘を買うメリット・デメリット
熱海で別荘を買うメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
熱海で別荘を買うメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 温泉を楽しめる
- 自然が多く景色がよい
- 観光地なので楽しめるスポットが多い
詳しい内容を解説します。
1.温泉を楽しめる
熱海は温泉地として有名です。別荘を建てれば、気が向いたときにいつでも温泉を楽しめます。日々の疲れを週末に癒やすのに最高の土地といえるでしょう。
中には大浴場の温泉付き物件も存在します。24時間いつでも好きなときに温泉に入りたい方は、温泉へのアクセスがいい物件を探してみるとよいでしょう。
2.自然が多く景色がよい
熱海は、山と海に囲まれている土地です。熱海に別荘を購入すれば、室内にいながら美しい景色を楽しめます。
近所を散歩するだけでも、キレイな景色や空気を感じられてリフレッシュできるでしょう。別荘地で人もそれほど多くないため、ゆったりとした時間を過ごせます。
3.観光地なので楽しめるスポットが多い
観光地としても有名な熱海は、観光スポットやグルメスポットも充実しています。別荘の中で過ごすだけでなく、観光地を巡る楽しさも味わえます。
また、海も近いので夏は海水浴も楽しめるでしょう。季節ごとのイベントもあり、毎週末訪れても飽きることはありません。
デメリット
デメリットとして挙げられるのは、以下の3点です。
- 坂道が多い
- 交通の便が悪い
- 虫が多い
詳しく見てみましょう。
1.坂道が多い
熱海市は、傾斜度10度以上の斜面市街地の比率が55.8%と高い数値です。(参考:「全国斜面としの比較分析(土木学会)」そのため、徒歩や自転車での移動が困難に感じる可能性があります。
また、別荘を1から建てる場合「がけ条例」により、建築時に「擁壁等をつくる 」「30 度ラインの下に基礎等が入るようにする」などの対応が必要になることがあります。(参考:「がけ条例 災害危険区域 土砂法による区域(静岡県)」
建築費用が高額になる可能性が高い点もデメリットです。
2.交通の便が悪い
熱海は、都心のように公共交通機関が多くありません。観光地近辺は問題ありませんが、場所によっては車がないと移動が困難な可能性があります。
また、山に近い場所は車道が整備されていないところもあるため、車があっても走りにくいと感じるかもしれません。
3.虫が多い
熱海は自然が多いのがメリットですが、その反面虫の多さが気になるかもしれません。虫の鳴き声が気になったり、家に虫が入ってきて不快な思いをしたりする可能性があります。
ムカデや毛虫などの危険な虫が室内に入ってこないように、害虫対策をおこなうことが大切です。
熱海の別荘の管理
熱海に別荘を購入したら、管理をおこなう必要があります。ここでは、3つの項目に分けて別荘の管理について解説します。
- 別荘の管理に必要な業務
- 別荘の管理に必要な費用
- 別荘の管理を管理会社に委託する場合の費用
1.別荘の管理に必要な業務
自主管理の別荘を持つと、自分で管理しなければなりません。たとえば、
- 周辺の草むしり
- 冬場に水回りが凍らないための水抜き作業
- 部屋の掃除
などが挙げられます。頻繁に別荘に行くわけではない場合にはなかなか困難な作業です。
ただし、管理事務所がある場合には、管理費を払えばごみ処理や水道管理などのサポートを受けられます。
別荘を使っていないときには貸別荘として活用する方法もあります。自分で設備のメンテナンスをしたり清掃したりするのが難しい場合には、業者に頼むのも選択肢の1つです。
2.別荘の管理に必要な費用
別荘を管理するのにかかる費用を見てみましょう。
修繕費
別荘も一戸建てと同じように、築年数が経つと老朽化します。屋根や壁の雨漏り対策で、定期的に多くの費用がかかる可能性があります。
特に中古物件を購入した場合、設備の取り替えに多くの費用がかかるでしょう。そのほかシロアリ駆除といった大掛かりな作業をおこなうと、費用がかさみます。
保険・税金
別荘を購入すると、火災保険料の支払いが発生します。そのほか、以下の各種税金の支払いも必要です。
- 固定資産税
- 住民税
- 都市計画税
別荘を長期間利用しなかったとしても、保険や税金の支払い義務が発生します。
水道・光熱費
ガスや水道は、使っていなくても基本料金が毎月かかります。上下水道や電気・ガスを合わせると毎月数千円程度の費用がかかるでしょう。
そのほか、薪ストーブ付きの別荘なら薪代を、温泉付きなら温泉使用料を支払わなければなりません。
3.別荘の管理を管理会社に委託する場合の費用
管理会社により異なりますが、別荘の管理を委託する場合は1万円~10万円程度の費用が必要です。ゴミ収集や道路の整備などを依頼するのが基本ですが、清掃や冬場の水抜きなども依頼するとなると、任せる内容が増えるにつれて費用が高くなる傾向にあります。
しかし、費用をかけたくないからといって別荘の管理を自分でしようとすると、清掃や草むしりに時間を取られてしまい、のんびり過ごす時間が取れません。頻繁に別荘を利用しない方や別荘地まで遠くなかなか通えない方は、管理会社に任せるのもよいでしょう。
自分で管理できるのか、お金を払ってでも委託したほうがいいのか、別荘を購入する前にしっかり検討しておくのがおすすめです。
熱海で別荘を買うなら、ホテルのオーナー権もおすすめ
別荘の購入を検討している方には、ホテルのオーナー権を所有するのも選択肢の1つです。
UMITOでは、ホテルのオーナーになることで、他の物件に泊まることもできるメリットがあります。別荘として使わないときはホテルとして貸し出して、収益を得ることも可能です。
「1棟購入」のほか「シェア購入」では10日単位での購入も受け付けています。まずはお試しで使ってみたい方にもおすすめです。
「別荘を購入しても、使わない時間が多くてもったいない」と感じる方は、オーナー権の購入を検討してみてください。
熱海の別荘についてのまとめ
熱海は自然が多く温泉地であり、別荘があればゆったり過ごすことも観光を楽しむこともできる土地です。「休日は都会の喧騒を忘れて、自然に囲まれてのんびりリフレッシュしたい」と考える方は、熱海に別荘を購入することを検討してみてください。
もし購入に迷っているなら、ホテルのオーナー権を購入する方法もおすすめです。使わないときは貸し出すことで、収益も得られます。気になる方は、まず10日からのお試しが可能なので、気軽にお問い合わせください。